IT企業って一体何してるの?

みなさんこんにちは。

 

ミャンマーから帰国してミャンマー語の挨拶ができなくなってしまったはるひこです。

 

IT企業に勤めて5年になる僕ですが、最近就活生や転職を考えている人と接する機会が増え、

 

「IT企業に就職を考えいているのですが、IT企業って一体なにしてるんですか?」

「IT企業に興味があるけれど、全く仕事内容のイメージが湧きません」

「IT企業って、VRとかAIとか…」

「転職にIT企業を考えているが、未経験でも入れるの?」

 

みたいな声をよく聞くので、僕の認識している「IT企業」についてざっくりと書いてみたいと思います。
(もっと詳細が知りたいと思った方は、当メディアにも実務寄りな記事がたくさんありますのでぜひ見てみてください)

 

まず、ITは全業界にまたがっています。
たとえば、下記のような業界すべてにおいて「IT」とは深い関係があります。

 

1、サービス・インフラ
2、商社(総合・専門)
3、銀行・証券・保険・金融
4、情報(広告・通信・マスコミ)
5、百貨店・専門店・流通・小売
6、IT・ソフトウェア・情報処理

 

まあ、これはイメージできますよね?
銀行のATMだって、百貨店のレジのシステムだってITです。

また、上に書いた業界の会社の中で、IT部門がある会社もたくさんあると思います。
そこに配属された人ももちろん「IT系」です。

ただ、みなさんが主に「IT系」だと思っているのは6番の「6、IT・ソフトウェア・情報処理」ことだと思います。
それについて、今からざっくりと説明していきたいと思います。

 

「IT・ソフトウェア・情報処理」を分類してみましょう。
正直、詳細を書き出すと難解になっていくのですが、僕の中では大きく以下の2つにわかれています。

 

・ウェブ系
・SI(SIer)系
(※いろんな分け方がありますし、上記の分け方に含まれない分野ももちろんあります。)

 

この二つの分類を知っているだけでも、IT企業についてかなりわかってくると思います。

 

まずはウェブ系から説明します。
ウェブ系の会社とは、インターネットを使って、iOS・Androidアプリやwebページなどを利用したサービスを提供している会社です。

正直イメージ的にはみなさんIT企業というとウェブ系を想像するのではないでしょうか。
特徴としては、B to Cになりやすく、働き方や服装が自由な企業の割合が多いです。

未経験での就職は相当難しく、実務経験がなくても趣味や外部サービスを利用した最低限の知識と開発経験が必要なイメージです。ただし、最新の技術を扱うことが多く、技術者としてのスキル向上にはもってこいの業界です。

 

次にSI系(SIer)です。
SI系では、お客さん(企業)からシステムの開発を依頼され、お客さん(企業)が作って欲しいいシステムを
作ります。1〜6の分野全てがお客さんになり得ます。

Web系とは逆でB to Bであることが多いです。
Web系に比べて未経験でも就職しやすく、研修やOJTなどで未経験者を教育する制度が整っていることが多いです。
ただし、web系に比べて技術は遅れていることが多く、最先端の技術を学びたい人には不満があるかもしれません。

 

まとめると、自社サービスを開発してオンライン上で提供しているのがweb系、お客さんから依頼されたシステムを作っているのがSI系です。

 

さて、web系やSI系の企業で仕事をしている人は一体何をしているのでしょうか。
ずっとプログラムを書いているのでしょうか。

 

その答えとしては、

「担当職務によって違う」

となると思います。
IT企業にももちろん営業担当もいれば、マーケティング担当もいいれば、デザイナーもシステムエンジニア(SE)もいるわけです。

 

ここで、IT企業について調べるとよく出てくるけど、よくわからない職種「システムエンジニア(SE)」が出てきたので、少し説明してみようと思いいます。

 

ざっくり書くと以下の業務でしょうか。

 

・お客さん(他社 or 自社)と議論しながら何を作りたいのか定義する。

・作りたいものが技術・予算・期間的に可能なのか調査する。不可能なら可能な妥協案を調査する。それをお客さん(他社 or 自社)に報告・議論する。

・作りたいものを作るために、使うツールを決める。(ツールもいろんなものがあります。まあ料理と同じです。料理を作る時、使う鍋やフライパン、どんな食材(肉・魚・野菜)など決めますよね。)

・作りたいことの作り方を考えて決める。(料理でいう調理手順です。最初から全部決める時も、実際に作りながら味見して変更する時もある)

・実際につくる(このへんがプログラミング、一人というよりは複数人のチームで作ることが多いです。)
→作ったものが作りたかったものと同じかどうかチェックする。同じじゃなかったら直す。これを繰り返す。
→予定通りに作れているか(スケジュール・品質など)チェックする。作れていない時は対策(増員、作りたいものを減らす、など)を考えて実行する。これを繰り返す。

・完成!お客さん(他社 or 自社)に提供する。(納品だったり、サービスのリリースだったり。)

 

他にもあるかもしれませんが、だいたいこんな感じだと思います。
これを一通りやっている人もいれば、一部しかやらない人もいます。
ただし、その人たちのことを全員システムエンジニア(SE)と呼んでいます。
この中で、「実際につくる」しかやらない人のことを「プログラマー」と呼ぶこともあります。

 

Q.実際に作るって、どうやって作ってるの?

 

A.画像のようなプログラムを書いてます。1から書くこともあれば、既に作ってあるテンプレートを使ったり、自由に使えるプログラムを使ったりします。

 

さて、長々とIT業界について説明してみましたが、少しはイメージわきましたか?

 

まあそこまでわかないですよね。
そんな人はプログラミング入門ページを調べて何か作ってみてください。
それが一番の近道です笑笑

 

ただ、もし少しでも興味がわいたなら幸いです。

それでは。