他人に目標を決めてもらう"タニモク"やってみた

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プログラム設計やソフトウェア関連のコンサルティングなど、コンピュータ周りの業務を幅広く手掛ける、世界に「0」をONする会社、株式会社コンピュータ技研。

次世代を担う若手が、素敵な人生を歩めるようにという思いを込め、若手社員育成プログラム「Next C.T.L」を実施しています。

先日、”タニモク”と呼ばれる、他人に目標を立ててもらうワークショップを社員で行いました。
私はタニモクをする前まで、「目標は自分で考えるもの」と思っていました。しかし他人の力を借りると、自分では辿りつかなった発見に気づくことが出来ました!

この記事を読むと、みなさんも新たな発見が得られるかもしれません。

今回は7名で行いました。その内3名がそれぞれ目標を立ててもらう側となり、その他の6名で目標立てを行っていきます。本記事では社員で取り組んだ様子と、得た気づきをご紹介します。
それでは、どうぞ!


目次

メンバー紹介

<目標を立ててもらうメンバー>

道廣さん

入社3年目

最近社会人バレーチームに入って、練習している。

岩藤さん

入社2年目

サイクリング、野球、ゴルフと多趣味。

中谷さん

入社1年目

クールな一面がありつつ、職場での電話対応の声量はハキハキと大きい。

目標を立てるメンバー>

松原さん

入社5年目

今村さん

入社5年目

守谷さん

入社2年目

秋葉さん

入社2年目


タニモクとは?

タニモクとは、以下の通りです。

実施方法を公開している、パーソルキャリアさんのサイトから引用しました。

パーソルキャリアさんが運営するタニモク

他人に話を聞いてもらい、質問してもらい、自由に目標を立ててもらう。その目標は自分の考えのワクを飛び越えた、新しい切り口を提供してくれます。

こんなことができるかもしれない。あんなこともできるかもない。

あなたの選択肢は大きく広がるでしょう。そして、いっしょに目標を立てあったひとは、互いの目標の応援者になってくれるはずです。

自分のことは、自分だけで考えていても意外とわかりません。だから、他人の力を素直に借りてみましょう。自分の伸びしろに気づくヒントが見つかります。

https://tani-moku.jp

記載の通りの新しい発見が得られ、選択肢が広がっていきます。

今回の実施方法は、以下の通りで行いました。

①主人公が自分の状況説明(5分)

②質疑応答(8分)

③他の人が主人公の目標考える(5分)

④他の人が主人公にプレゼン(12分)

それでは、一人目から行きましょう!

道廣さんの目標について

入社3年目の道廣さん

<状況説明> ※一部抜粋

早速、道廣くんから状況の説明をお願いします!

10月から現場異動をしました。
これまでは案件の都合上他社の方と働いてきましたが、今後は同じ会社の方と働くようになります。失敗も経験してきたため、次の現場では経験を糧に頑張りたいと思ってます。

今後の業務内容は作業者の方に指示を出したり、スケジュール調整をするような、管理系です。

<質疑応答> ※一部抜粋

ありがとうございます。続いて質疑応答です。

プライベートでは何をしている時が好きですか?

バレーボールです。9月にクラブチームに入って、セッターをやってます!

SE以外で何でも職業を選ぶことが出来るとしたら、何をしてみたいですか?

YouTuberや芸能系の仕事をやってみたいです。目立ちたがり屋なので。

へぇ!人前で喋るのって緊張しませんか?

緊張はしますけど、人前に立つのは好きです!

小さい時の将来の夢は何でした?

発明家でした。そして小学校高学年で塾講師に変わり、中学から高校まではプロバレーボーラーでした。
そして今はCTLの社長です。

社長!!

<目標プレゼン>

それでは道廣さんへ、みんなから目標のプレゼンをしていきましょう!
「私が道廣さんだったら〜」という枕詞をつけて、主人公の方に自分が成り切ってプレゼンします。

早速私から。
私が道廣くんだったら、社長と定期的に話す場所を作る、何かのワーキンググループに入ることを目標にします!
社長を目指しているとのことなので、関わる機会を作るのが良いと思います。

私が道廣さんだったらインタビュアーになり、CTL社員をインタビューする様子をInstagramにアップしていきます。まだ出演者と言える人はInstagramに居ないですし、道廣さんのコミュニケーション能力なら出来そうです。


CTLのInstagramはこちら
↓↓↓
株式会社コンピュータ技研のInstagram

あの…斬新な意見がありまして。

(どんな意見かな…?)

私が道廣さんだったら目標は、インタビュアーになってInstagramなどに投稿する、です!笑

社内でデザインも仕事にしている、
守谷さんの『インタビュアー』のイラスト

被ったなぁ笑

はい、丸被りでした笑

道廣さんの人前に立つことが好きなところや、コミュニケーションが得意なところを生かして、CTLのInstagramなどでインタビュアーという形で、私なら貢献したいと思います。

僕が道廣くんなら、自分をブランディングします。

バレーを頑張っていることなどをCTLのブログに書いて発信して、自分を応援してくれる人を増やしていきます。今後目指すポジションのためにも、ブランディングをしていきましょう。

僕が道廣さんなら、目標は2つあります。

1つ目は執筆活動をする、です。
道廣さんは分析志向なところもあるので、文面で考えを表現するのも出来るのではないかな、と思います。

そして2つ目は人を救ってあげること、です。
道廣さんの経験から、苦手で苦しんでいる人のことを手助けすることが出来そうだと思いました。

私が道廣さんだったら、目標はオペレーター(現場の作業者の方々)と仲良くなることです。
誰とでも仲良くなれる力を生かしてオペレーターの方と仲良くなれたら、仕事に好影響だと思います。

新たな現場で再スタートの道廣さんに向けた、
秋葉さんのアイデア

<道廣さんの振り返り>

みなさんから目標をプレゼンしてもらい、道廣くんはどう感じました?

みなさんが自分の良いところに目を向けてくださり、嬉しいです。
『オペレーターと仲良くなる』は特に今の自分に合っていると思います。やりたいですし、自分の役割だと思っています。

あと、自分が気づいていなかった"自分の良さを生かした目標"が出てきて、良いアプローチになります。
ありがとうございます!!

実行に移したいと思った目標ってありましたか?

どれも良いんですよね。

全部やりましょう!

頑張ります!

岩藤さんの目標について

入社2年目の岩藤さん

<状況説明> ※一部抜粋

続いては岩藤くんですね。状況説明からお願いします!

僕も10月に現場異動をしました。
また、会社の漫才部にも所属して今年のM1グランプリに出場もしました。


M1グランプリに挑戦した時のInstagram投稿記事はこちら
↓↓↓
M1グランプリに挑戦!

動画編集が趣味で、会社のInstagram用の動画を作ったりもしています。ブログの執筆活動にも挑戦中です。
CTLが好き、という理由から発信を頑張りたいと思っています。

あと多趣味で休日も予定を詰めすぎることがあります。

<質疑応答> ※一部抜粋

続いて質疑応答です。

多忙ですけど、疲れないですか?

疲れます。遊びすぎてくたくたです笑

岩藤くんにとって休みって何ですか?

自分がやりたいことが出来る、最高の日です。
外出したくなります。

複数ある趣味は、両立しているんですか?

1ヶ月に1回ずつ、みたいに薄く長い期間でやってます。色々なことをやりたいです。

今の自分は、総合的に順調ですか?

順調ではないです。
着手しているけど進捗がどれも遅いので、もっと頑張りたいです。

かといって、充実していないわけではない?

そうですね。充実感はあります。
どれも挑戦中の段階なのでまだ成果が出ていないですけど、やりたいことは出来ています。

目標プレゼン

それでは、岩藤くんの目標をみんなからプレゼンしていきましょう!

私が岩藤くんなら、何もしない日を作ります。
その時間で瞑想をして、体も休めるのも良いと思います。

何もしない休日を作ることで、
活力が出てくる

あの、私すごく斬新な考えがありまして。

(これはもしかして…?)

私が岩藤くんなら、"無心の時間"をスケジュールに入れます。
そうです、守谷さんの意見に似てます笑

無心な時間もスケジューリングするという目標
守谷さんの目標と似ている

けど少し違くて、無心な時間では思うままにやりたいことに取り組むようにしたら、脳が休まるかなと思いました。

僕が岩藤くんなら、石垣島みたいなゆっくり時間が流れる場所で生活することを目標にします。
これからコンピュータ技研も石垣島オフィスが新設するので、移住すると良いと思います。

パイナップル、牛、うみぶどうといった
自然の中で生活してみるのも楽しそう

岩藤くんは素直で好奇心旺盛で、行動したがるのが良いところですが、刺激が多いといっぱいいっぱいになってしまうデメリットも持ってますね。

なのでゆっくり過ごして、"本当にやりたいこと"と"やらなくていいこと"は何かを考えて、一つひとつの質を上げていくことを目標にします。

僕が岩藤くんなら、全部頑張るけどセルフ罰ゲームを設ける、という目標にします。

出来ることを増やしたいという岩藤くんの考え方は、星野源が実際に叶えているんですよ。
音楽、俳優、執筆などでね。

ただ岩藤くんは優先順位を立てるのが苦手なのかなと思ったんです。
だから自分にノルマを課して、未達成なら罰ゲームを受けるような、絶対に成果が出る仕組みをやってみるといいと思います。

僕が岩藤くんなら、自分がやりたいことを仕事にする、というのが目標です。
CTLの協力会社の形で、岩藤くんの会社として仕事をするのはどうかな、と思います!

僕が岩藤さんなら、指導者になるという目標を立てます。
何か一つのことを極めて、人に教えれるくらいにまで取り組むことが目標として良いかなと思います。

<岩藤さんの振り返り>

岩藤くんも、みなさんからのプレゼンを聞いてどう感じました?

目標が二極化して、どう実行に移すか混乱してます笑

ただ自分一人では休むという選択肢も、罰を設けてでもやり抜く選択肢も生まれませんでした。
いただいた目標で、中途半端な状況から変えていきたいと思いました!

石垣オフィス開設に合わせて、本当に石垣島に行ってみたら?笑

今の自分にとって、良いと思います笑

中谷さんの目標について

入社1年目の中谷さん

<状況説明> ※一部抜粋

最後に中谷くんの番ですね。それでは状況説明からお願いします!

僕はまだ社会人になって半年で、仕事はユーザの問い合わせ対応をしてます。

コードをバリバリ書くのがSEだと思っていたんですが、話す機会が多いことがギャップです。
ただ最近は電話対応にも慣れてきて、意外と自分って話せるんだな、と思えるようになってきました。

あと頑張りを人に見られたくないタイプで、こっそり勉強してます。
今後はコーディング系の勉強もしていきたいな、と思っています。

あとこれはプライベートの話ですが、浪費癖があります笑

<質疑応答> ※一部抜粋

それでは質疑応答です。

悩むことはありますか?

よくあります。
しかも悩みを溜め込むタイプで、溜め込んでいる時は負のオーラを出しているらしいです笑

どうやって解消するんですか?

食べるか寝るか、ですね。本能に従って生きてます。

中谷くんがモチベーション上がる時はどんな時ですか?

そもそもモチベーションの波がないんです。これまでもコツコツ取り組むタイプでした。

最後に泣いたのはどんな時ですか?

つい数日前です。
ハイキューという好きなアニメを観返して、チームが勝った時に泣きました。割と涙脆いです。

「想像してた仕事と違うけど意外と出来るな」と思えたのは、
何かきっかけはありましたか?

きっかけは無いですが、電話対応でのコミュニケーションで困ることは無いな、と思っています。
協力会社の方から電話対応のやり方について質問をいただくので、教える機会もあります。

目標プレゼン

それでは、中谷くんの目標をプレゼンしていきましょう!

私が中谷くんだったら、お金管理をするアプリを自作する、が目標です。

家計簿アプリを自作することで、
勉強になるし浪費癖も防げるというアイデア

浪費癖があるって話が出たのと、エンジニア系の仕事をしてみたい&コツコツ努力することが出来るという良さがあるので、お金管理のサービス作りに挑戦してみるのが良いと思います。

僕が中谷くんだったら目標は、もっと調子に乗ります。

CTLの上司陣が中谷くんの趣味の話を楽しそうに会話しているのをよく耳にするので、もっと調子に乗って自分を出していっても良いんじゃないかな、と思います。

昭和チックな趣味を持つ中谷くん
『合コン』は趣味ではなく、今村さんからの提案です

僕が中谷くんだったら目標は、夜の勉強ルーティーンを決める、です。
中谷くんは継続力があるので、意識してその継続力を扱えるようになれたら、出来ることも増えていくと思います。

私が中谷くんだったら、信頼出来る人 or その道を極めている人 or 情報を持っている人にだけ、自分のやりたいことを発信することを目標にします。

『コソっと』伝えるのが
秋葉さんのポイント

中谷くんってこっそり頑張るところや、事前に「これ頑張ります」って言わないで結果を出すところが、忍者タイプだと思ったんですね。

実はプログラミングをやってみたいという想いを私は知らなかったですし、周りの方も知らないと思うんです。

なので信頼出来るような人にコソっと伝えると良いかなと思いました。
すると応援してもらえたりして、道が広がる気がします。

僕が中谷くんだったら、予想屋エンジニアになることが目標です!

趣味の分野でエンジニアとして確率の考え方を生かした予想屋になり、様々な媒体で発信します。
趣味をそのまま生かすことが出来ますよ。

最後は僕ですね。
僕が中谷くんなら、YESマンになる、が目標です。

価値観が固まっているような印象がするので、誰かに誘われた時にまずやってみる、という方法で価値観を広げていくのが良いと思います。

<中谷さんの振り返り>

それでは中谷くん、プレゼンを聞いて感想はありますか?

皆さんが違う角度からプレゼンしてくれたので、視野が広がりますし、考えがほぐれた気がします。

それに皆さんの考え方はプライベートにも生かせそうだと思ったので、勉強になりました!

振り返り

目標立てる側だった3人も含めて、タニモクをやってみての感想を聞いていきましょう。

僕個人的には、目標を立ててもらう側が面白そうで、やって欲しいと思いました!

私も思いました!
あと、みなさんの意外な一面も知れて良かったです。

それに、イラストで状況や目標を表現するのも楽しかったです。表現力も広がりました。

強みを目標設定の判断要素に加えてやってみても、面白そうですね。

強みとは、無意識に出来ている得意なことです。

強みストレングス・ファインダー®という診断ツールを通して発見することが出来ます。

34個の強みとなりえる資質(=思考や行動のパターン)が定義されており、診断を受けることで自分が強く発揮している(=強みとなりえる)資質のTop5がわかります。


"ストレングス・ファインダー®"の34の資質について気になる方はこちら
↓↓↓
天性の才能の根拠となる、クリフトンストレングスの34の資質


強みについて社員が語り合う記事はこちら
↓↓↓
(前編)第1回 強み座談会
(後編)第1回 強み座談会

オーナーシップ制度の貢献内容の案出しとして行うと良さそう。
新しいアイデアが生まれますね。

自分では得られない気づきをもらえて良いですね。

オーナーシップ制度とは、会社理念追求に対して自分ができる貢献や実現したいキャリアととことん向き合い、

それを会社に説明し、会社から投資=給与を引き出す制度のことです。


オーナーシップ制度についてはこちらから
↓↓↓
オーナーシップ制度について

あと今回は20代の若手だけでしたけど、他の年代の方ともやってみたいです。

年代が混ざると視点も変わりますね。

部署の会議でみなさんとやってみたいと思いました。


以上がタニモクを社員でやってみた様子のレポートでした。

コンピュータ技研は個人の強みを活かすべく、オーナーシップ制度として会社への貢献を目標立てて取り組んでいます。

強みを理解してくれている他人に目標を立ててもらうと、斬新で実現したい目標を提示してもらうことが出来ました。強みとタニモクは親和性が高いのかもしれません。

今後もタニモクのようなワークショップの様子も、本サイトでご紹介していきます。

それでは今回も、読んでくださりありがとうございました!