【前編】第二回るつぼん、開催 ~オーナーシップ制度と1on1について~

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当社は2021年に人事制度の見直しを行い、「今まで以上、より一層、自分らしく活き活きと働き、社会に貢献する」という環境を作るため、新しい人事制度をスタートさせました。 

この新しい人事制度を「オーナーシップ制度」と呼びます。 

「オーナーシップ制度」には、これまでの制度にあった基準も評価もありません。会社理念追求に対して自分ができる貢献や実現したいキャリアととことん向き合い、それを会社に説明することで「会社からの投資=給与」を引き出す制度です。 

「オーナーシップ制度」を支える仕組みのひとつに、会社と社員が1対1で行う「1on1面談」があります(会社役はマネージャーが担います)。 

社員は会社から投資額を引き出すため、会社が掲げる企業理念(ビジョン、ミッション、バリュー、スピリット)に沿った会社への貢献や実現したいキャリアなどを「貢献内容対話シート」に書き込み、1on1面談を行います。会社は「貢献内容対話シート」の内容に基づき、投資額(給料)を決定します。 

第2回「るつぼん(当社座談会の名称)」では「オーナーシップ制度」と「1on1」をテーマに、社員の皆さんと座談会を行いました。今年で3年目となる「オーナーシップ制度」について、社員の率直な意見をお伝えいたします。 


オーナーシップ制度ついて、詳細はこちら
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CTLホームページ

目次

参加者紹介

※今回の「るつぼん」は人事考課に対する本音を語り合うため、匿名を条件に集まっていただきました。 

【ベテラン社員】

アンソニーさん


マーティンさん


【中堅社員】

ステファニーさん


フランソワさん


【若手社員】

ルークさん


リンリンさん

グレックさん(中途)


1.【それぞれの1on1】

本日はお集まりいただきありがとうございます。これより、「オーナーシップ制度」と「1on1」をテーマに「るつぼん」を開催します。 
はじめに、「1on1」をトークテーマとさせていただきます。ご意見のある方、お願いします。 

「1on1」が開催されるようになって、定期的にマネージャーと会話する機会ができた点は良いと思います。しかも1対1でマネージャーと会話できるところが良いですね。

「オーナーシップ制度」が始まる前の人事考課では、同じプロジェクトの上長に人事考課の面談を実施していただいていました。なので、自分からマネージャーにアポイントを取らないと会話する機会がありませんでした。私は積極的な方ではないので、強制的にマネージャーと会話できる機会ができたのは嬉しいと思っています。 

私も共感するところがあって、私もマネージャーとは離れた場所で仕事をしているので、マネージャーに時間を作ってもらい「1on1」を通じて自身の仕事のことを伝えることができるのはいい取り組みだと感じています。

ただ、自分自身はまだ「1on1」を活かしきれていないと感じています。私の「1on1」は自身の業務報告になってしまっていて、マネージャーからは「あなたがしたい事はなんでしょうか?」と言われることがあります。業務報告だけではなく、もうちょっと砕けた感じでざっくばらんに話をしても良いと思っていますので、マネージャーとの会話の仕方を色々と試してみようと思います。

アンソニーさんのお話を聞いて、「プロジェクトの進捗=会社への貢献」となっちゃっている人がいるのかなと感じました。自分自身はそんなことはないと思っています。

ルークさんはどんなことを意識して「1on1」を実施していますか?プロジェクトの進捗報告にならないように意識しているとか、意識しなくても自然と進捗報告にならないようなお話になるんでしょうか?

プロジェクトの進捗状況は「貢献内容対話シート」に書いていますが、「現在こんな事で悩んでいる」とか「こんな失敗をしてこんな気づきがあった」といった話をマネージャーにしています。でも、マネージャーは悩みについて基本的に答えをくれません。
「それってなんでなんだろうね?」とか「そう考えるのってどういうきっかけがあったの?」とか。もう一回質問で返してくれるので、自分の気づきの場にしてくださっているんだなと感じています。

なるほど。自分の気づきや悩みを話すことをメインに「1on1」を実施されているのですね。

そうですね。

「1on1」は自分で宣言した貢献内容に対して達成出来たということをアピールする場と思っているので、私もマネージャーから「進捗報告だけになっているね」と言われることがあります。

私も「1on1」はプロジェクトの進捗報告になりがちですね。「1on1」の最後に「何か言いたいことはありますか?」と聞かれるので、そこで思っていることがあれば伝えるという流れです。

マネージャーに自分の思いを伝えにくいと感じることはありますか?

伝えにくいと感じることはありませんが、現在、私の「1on1」を担当していただいているマネージャーが私の直属ではありません。よって、私の発言は直属のマネージャーに間接的に伝わることになるので、「うまく伝わっているのかどうか分からないな」と思うことがありました。
昨年度までは私の直属のマネージャーが「1on1」をしてくれていたので、思っていることを言えば直ぐに対応してくれていたんです。

以前のマネージャーの方が良かったってことですね?

良かったとかではなくて(笑)
以前の方が伝えたいところにストレートに伝えられた点は良かったです。

私もグレックさんと同じパターンで、以前は「1on1」を担当してくださったマネージャーは同じプロジェクトの上長だったんですが、今は担当プロジェクトが異なるマネージャーです。日々の仕事に関わらない方なので、伝えるという面では以前のマネージャーの方が伝え易かったと思っています。

以前のマネージャーは私のことを何でも知っている方だったので、あまり多くのことを伝える必要がありませんでした。「1on1」の担当マネージャーが変わって、1から伝えないといけない。これが普通なんだと、担当マネージャーが代わって気づきました。

それはどちらかというと苦に感じるというより、やりがいがあるというようなポジティブな捉え方ですか?

そうですね。今回気づいたことによって、エンジンがかかったぐらいです。

初めてのマネージャーに分かってもらうにはどうすればいいのか、といったところにアプローチしているってことですね。グレックさんと同じような、ワンクッション挟まるもどかしさはありませんか?

特に感じてないです。貢献内容対話シートにプロジェクトの進捗状況のことは書いていないからかもしれませんね。

なるほど。貢献内容対話シートの記載内容に違いがあるのですね。

2.【気になる貢献内容対話シートの中身】

以前まで実施していた人事考課と現在行なっている貢献内容対話シートを使った「1on1」を比べて、良いところ悪いところはありますか?
「1on1」になって、このあたりがしんどいと思うことはないでしょうか?

会社から何も指標を示されない中で、全て自分で貢献内容を考えなきゃいけない面はどうしてもエネルギーがいるなと思います。でも、個人的にはそれは悪いことではないかなと思います。それこそ、自分の人生を自分で決めるみたいな意味があると思うので。
以前の人事考課はとてもシステマチックでした。評価項目が表形式で並んでいて、評価項目ごとにどのレベルまで達成できているかを見る感じだったので。

私は貢献内容に書くことがなかなか思い浮かばなくて、「1on1」のときに苦労しています。
ルークさんは貢献内容対話シートを作成するとき、すらすらとアイディアが湧いてくる方ですか?

まったく浮かばないです。

私のところはマネージャーが部会で部の方向性を指し示してくれているので、その内容に沿って貢献内容対話シートを作成しています。

部会が役に立っていますね。

そうですね。他の方のマネージャーはいかがですか?

私のところは率先して方向性を指し示してくれることは無いですね。本当に0ベースで考えています。

おそらくマネージャーの中には能動的に動いてくれることを期待しているタイプの方もいらっしゃると思うので、ステファニーさんのマネージャーは聞けば教えてくれるタイプではないかと思います。

私も「貢献内容対話シート」の作成で悩んでいます。ズバリみなさんの貢献内容について聞きたいのですが、「担当しているプロジェクトの今年度のゴールに向けてどうするか?」といった内容だったりしますか?

私は担当プロジェクトについての内容が多いですね。

私もステファニーさんと同じで、担当プロジェクトのことはあまり書かないですね。ひとつだけ担当プロジェクトの枠を設けていて、他は社内のワーキンググループの活動や他にも色々なことを書いています。

私は担当プロジェクトに関する内容とそれ以外の内容を半々に書いています。

私も所属するワーキンググループのことは書いています。あとは社内をこうしたいといった内容もフランクな感じで書いています。

私も貢献内容対話シートの作成に結構悩む方です。ワーキンググループの活動内容も書いていますが、他にも書けることがあるのかもしれないって最近思い始めています。生みの苦しみには凄く共感します。

私も担当プロジェクトに関する内容を2つ、ワーキンググループに関する内容を2つ、あとはフランクなことを貢献内容対話シートに書いています。

ワーキンググループとは別に、個人で社内に貢献することを貢献内容としてあげている方はいらっしゃいますか?私は書いているのですが、他の方はいかがでしょうか?

私は以前、個人の活動として社内向けにあるテーマに関する発表をしたことがあります。各グループ会に参加させていただき、お話しさせていただきました。その延長戦上で現在所属しているワーキンググループの活動があります。そして今もワーキンググループの活動を貢献内容に書いています。

私も貢献内容の1つに個人の活動を書いていて試してみてはいるものの、現状は上手くいってません。

個人での活動って、中々難しいですよね。リンリンさんが以前行った社内向け発表の活動は、資料作成はもちろん、全社員に向けての発表ってなかなかできないことだと思いますし、凄いと感じました。

始めにやりたいことを考えて資料を作っていたのですが、「これを私がやる意味があるのか」「これを私から言われて皆さんが受け入れてくれるのか」という不安が大きくなり、だんだん手が進まなくなりました。なので、発表するまで思っていた以上に長い期間を使ってしまいました。

時間をかけてでも最後までやり遂げたことは凄いですね。

3.【貢献内容の失敗談から生まれる新しいアイディア】 

マーティンさんが個人の活動でうまくいかなかったケースはどんな感じだったのでしょうか?

課内のコミュニケーションを活性化したいと思い取り組みを開始しました。ひとりでコミュニケーションは成り立たないので課の方に参加いただく必要があったのですが、誰も手を挙げてくれませんでした。どうすれば上手くいくのか試行錯誤しているところです。

私は細々と「Viva Engage(旧yammer)」というX(旧Twitter)みたいなSNSを活用して所属しているワーキンググループの情報などを社内に発信しています。LINEのトークルームなどと違い、絶対に誰かが話さなければいけないことは無いですし、気が向いたら「いいね」を押すとかコメント残すことができるのでコミュニケーションを促すための1つの案としてアリかなと思います。

なるほど。前向きに検討させていただきます。ありがとうございます。

つぶやきみたいなものでも絡んでくれる人はいらっしゃるでしょうし、身構えずにできますね。私は夕食のメニューに毎日悩んでいて、皆さんが家で食べた夕食の写真など投稿してくれたら良いのにって思っています。

それはいいかもしれない。

凄く有難いです。

やりたいです、それ。 

(笑)

いいですね。この中から選ぼうってなりますね。

結構需要があるかもしれないですね。

前編まとめ

議論を行う中で、貢献内容の失敗談から新しいアイディアが生まれましたね。 

後編ではオーナーシップ制度全体についての対話に移っていきます。 

後編も乞うご期待!