プログラム設計やソフトウェア関連のコンサルティングなど、コンピュータ周りの業務を幅広く手掛ける、株式会社コンピュータ技研。
次世代を担う若手が、素敵な人生を歩めるようにという思いを込め、若手社員育成プログラム「Next C.T.L」を実施しています。
第5回社員インタビューは、2015年入社 ミャンマー拠点に所属されている後藤 春彦さん。
前編では、ミャンマーに異動された経緯、現地での日々についてお話しいただきました。
ぜひお読みください。
ミャンマー行きは突然の打診。でも「チャンスだ」と感じた。
--普段はミャンマーで生活されている後藤さん。貴重なお話をお伺いできそうですね。
よろしくお願いします。
--早速ですが、ミャンマーに異動されたのはいつ頃でしょうか?
2018年1月です。
入社は2015年なので、その前は日本でエンジニアとして業務をしていました。
担当領域は、Javaの開発、SAS言語を使った統計解析(≒ビッグデータ)です。
治験の臨床結果のデータを加工など、データサイエンティスト的な業務に携わっていました。
--なるほど。異動はどのような経緯で?
ある時、取締役の松井さんから呼ばれて「後藤、ミャンマー行かへん?」と聞かれたんです。
突然の質問だったので少し戸惑いましたが、「機会をいただけるなら、行きます」と答えました。
--それはちょっとびっくりしますね。当時、どんなお気持ちでしたか?
今だから言えますが・・当時は「松井さん、何言ってるんだろう?」と思いましたね(笑)
でも「ミャンマー拠点でプロジェクトリーダー業務をしながら、海外市場を調査して、新しいビジネスチャンスを見つけてきてほしい」と松井さんが言ってくれて。
僕は入社前から新規事業に携わりたいと思っていたので、8-9割は知らない国へ行く不安な気持ちでしたが、残り1割で「面白そうだ」と感じたんです。
また、普通に今までの仕事をしていたらまずできない体験ができるという点で「これはチャンスかも」とも思いました。
日本人社員は2名、ミャンマーで奮闘する日々
--現在のミャンマーでの業務について教えてください。
まず、ミャンマーにはマンダレーとヤンゴンという2つの地域に拠点があります。
日本で例えるなら、ヤンゴンは東京、マンダレーは大阪のような2大都市という位置付けでしょうか。僕がいるのはヤンゴン。
ヤンゴン拠点は日本人が2名で、日本企業から依頼を受けたシステム開発の案件を、ミャンマー人のスタッフが開発業務を行う形です。
僕は、プロジェクトの進捗管理や、開発されたシステムの品質管理、エンジニアの指導などを担当しています。スタッフとのやりとりは日本と英語とミャンマー語を織り交ぜています。何年か在籍したスタッフは基本的に日本語が話るようになるんですよ。日本語の習得は驚異的な速度です。
--現在の業務で、やりがいを感じている点、難しさを感じる点をそれぞれ教えてください。
仕事のやりがいで言いますと、仕事の責任範囲が広い点でしょうか。
僕の年齢だと、日本ではまだシステム開発の1メンバー、エンジニアとして携わることが多いと思います。
でも、ミャンマーならプロジェクトのマネジメントや、採用関係の業務、会社の制度にかかわる業務など、多岐にわたるが経験できます。
難しい点は、やはり文化の壁ですね。
どんなに細かく指示をしたとしても、提出されたものは求めているレベルに達していないケースが多くて。
完成品に対してのこだわりというか、「これで完成だ」という感覚が、日本人とミャンマー人だと異なるのかも。
技術が足りない部分は教えてあげられますが、そうした感覚的な部分を伝えることは難しく、日々試行錯誤ですね。
また、多くのミャンマー人社員は「技術力と日本語力を身につけて、最終的に日本に行きたい」と考えて在籍しているケースが多いので、そのルートを確立することも重要な課題だと思っています。
停電で業務ストップも。気になるミャンマー暮らしのこと。
--ミャンマーでの日常についても教えてください。
そうですね・・・休みの日は、ショッピングモールに涼みに行ったり、居酒屋に行ったりしています。マッサージも好きで、よく行きます。
食費はとにかく安くて、驚異の居酒屋出現率です。日本で同じ頻度で飲みに行くことはできないなと思いますね。
居酒屋なら500〜600円から、少し高価なお店でも3,000円程度です。
現地の駐在仲間というか、日本人のネットワークがあるので、そこの同世代の友人たちと一緒に行くことが多いです。
--現地で、「まだ慣れないな」と思うことはありますか?
うーん・・・停電が多いことですね。
暑さの中、6時間停電したこともあって、Tシャツがびしょびしょになりました(笑)
停電は仕事をする上でも天敵なんです。発電機はあるのですが、エアコンが使えないので暑すぎて気力が・・・(笑)
--真夏のような気温で6時間停電・・・!それは大変ですね。
でも、物価は羨ましいです(笑)
Next C.T.Lの活動にも、毎回オンラインで参加してくれる熱心な後藤さん。
前編ではミャンマー異動の背景と、現地での日々について伺いました。
後編では、コンピュータ技研へ入社した理由と、今後取り組みたいことを熱く語っていただきます。
ぜひお読みください。