新入社員はどのように仕事するのがベター?

こんにちは。「忘れないで、ギター侍」と申します。
今回は新入社員の頃に立ち返ってみてのお話を、拙者なりの観点で3つにわけて書いてみます。よければチラ見していってください。

さて、新年度に入って半年ばかり経ちまして、入社一年目の方も少しずつ会社の雰囲気になじみ始めた時期ではないでしょうか。
拙者の常駐先にも新人の配属があり、人に教えるということはもちろん、まだ教えてもらう側でもあり、教えてもらう側はどう動けばベターなのかといったことを含め、個人的に思うことをまとめてみました。

■何がわからないかを自分なりに言葉にしよう

何がわからないかを言語化するというのは、字だけ見れば簡単に見えると思いますが、特に会社に入って間もない頃はこの「何が」をはっきりさせることが難しかったりします。

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順を追って、仕事をひとつずつ「ここまでは理解できた」「ここからがまだ理解できない、わからない」という線引きを意識して取り組むことで具体的に質問がしやすくなると思いますし、少しずつでも仕事が確実に前に進みます。

また、それらをアウトプットすることがそのまま「相手に物事を伝えるスキル」の向上につながり、いま自分が何に困っているのか悩んでいるのか、そういった客観視のきっかけにもなりますので、アウトプット(≒言語化)は大切です。

拙者の社会人1年目はもう大変でした。なにせ、自分が目の前のことに対してわからないことしかなかったからです。ほとんど「これはどうすればよいですか?」と答えをすぐに聞きに行くようなことが多かった気がします。

ちなみに、今だから言えることですが、自分の考えを持たずにどうすればよいかを聞くのは自分に仕事を頼んだ人が自分でやっているのと同じことでハッキリ言って意味がありません。それなら間違っていてもいいやと割り切って、やるだけやってみて「これで合っていますか?」と聞くほうが100倍良いです。

■何をする(考える)かを先にはっきりさせよう

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IT業界に限らず、基本的に何かに対して考えを巡らせることが仕事にはつきものです。その時に、何をどこまで考えればゴールなのかを先に見据えることができていれば、あれこれフワフワと考え続けて、「そもそも何を考えていたんだっけ?」といったことが減ると思います。

上司から何か課題が与えられ、どうすれば実現できるのかを考える時、たいていはまずそれを分解することから始めます。

たぶんこういうことが必要だろう、こういうことも必要だろう。その集大成が求める結果とだと仮定すると、おのずと先に何を考えるべきかが見えてくるのではないでしょうか。

例えば、処理のフローチャートを書いてみてと言われたとしましょう。すべてが書けていれば完成なので、この場合は「そもそもどういう処理が必要なのだろう」「どういう判定(分岐条件)が必要なのだろう」といった具合に、洗い出しをしてはじめて、次の「フローチャートを書く」作業に移ることができます。先に洗い出した処理や分岐の順番を整理してフローチャートを作成すればゴールとなるわけです。

■再現性を意識しよう

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とにかくアウトプットしておくというのが再現性を求めるうえで一番の肝です。メモを取ることが重要なのではなくて、再現するための足がかりを何か目に見える形で残すことが重要ということです。

教わった内容や、教わってはいないけれど自分がやっていく中で調べて発見したノウハウなど、経験とともに様々な知識がたまっていくはずです。それらを自分がわかるレベルのメモ書きでもいいですし、何か体系的にOffice系のドキュメントに残すことも手法の一つです。もう一度言いますね、とにかくアウトプットが大切です。

人は基本的には忘れる生き物です。せっかく覚えた仕事も、時を経てしまえば忘れがちです。記憶の引き出しを開けるヒントでもあればまだ思い出しやすいのですが、それすらない場合はせっかく昔に時間をかけて蓄積したものをまたイチから覚えていかなければなりません。ものすごく時間がもったいないですよね。

それは何も自分だけに限ったことだけではありません。例えばチームで仕事をする中で、誰かがプロジェクトを卒業する場合には、その人の仕事をきっちり引き継ぐ必要があります。もしその人しかできないことが引き継がれず、だれもその仕事ができないなんてことになってはお粗末ですので、その人のノウハウをアプトプットして、残る人に引き継ぐことが求められます。

チームで仕事をする場合には、自分の知見は誰かの役に立つ可能性が高いという視点で、自分以外がそれを実行する場合のヒントにできるようなものが残せれば尚のこと良しということです。

■おわりに

さて、3点にわたって拙者が思うところを書いてみました。いかがだったでしょうか。知ってることばかりで小見出しの3行だけ読んで終わりました?

はい、それでも全然OKです。3行だけでもお読みいただきありがとうございます笑

と、ここまで読んでいただいた貴方に!実はもう一つ大事なことがあります!!
それは『失敗を恐れないこと』です!言い換えれば、失敗したって死にはしないというある種の開き直りです!!

とにかくやってみりゃいいんですたいていのことは。そうしないとわからないことばかりです本当に。試してみるんです。目の前で実験(検証)する感覚といいますか。実験と思えば、『まぁ失敗することもあるし、気軽に行こうかな』と思えたりします。

それでは、最後にもう一度おさらいしておきます。
・何がわからないかを言語化(≒アウトプット)しよう
・何をするかを先にハッキリさせておこう(ゴール意識)
・とにかくアウトプットして再現性を高めよう

失敗を恐れず、実験(検証)してみよう

これからの社会人生活で何かの役に立つことがあれば幸いです。ありがとうございました。