プログラム設計やソフトウェア関連のコンサルティングなど、コンピュータ周りの業務を幅広く手掛ける、株式会社コンピュータ技研。
次世代を担う若手が、素敵な人生を歩めるようにという思いを込め、若手社員育成プログラム「Next C.T.L」を実施しています。
今回は、コロナ禍の影響を大きく受け、図らずも働き方や会社との関わり方が大きく変わった2020年度入社の新入社員の皆さんにフォーカスし、入社から半年経った今の素直な心境を伺いました。
新入社員のリアルな声がここにあります。ぜひお読みください。
<会話構成>
インタビュアー:佐藤、徐、出井
新人社員 :前田、道廣
皆さん本日はお集まり頂きありがとうございます。Next C.T.Lの取り組みの一環で新入社員とコミュニケーションを取ろう!
ということで、コロナウイルスで非日常的な社会人生活ではあると思いますが、感じている事、思っている事、気軽に話してコミュニケーション取っていけたらなと思います。
では、早速いくつか質問したいと思います!
■実際の社会人生活はどのように感じて日々を過ごしていますか?
―業界で実際に働いて感じた学生時代の想像とのギャップなどもあれば教えてください―
働きやすい環境だと感じています。入社する前までは、職場というのがきっちりしたところだと思っていましたが、実際に入社してから職場の先輩方がフランクに接してくれて、思っていたよりも働きやすかったです。
感じていたギャップが良い方向に向かっているってことですね。
職場で先輩方と雑談したり、気さくに話したりしているという事でしょうか。
はい、とても楽しくやっています。
風通しが良い職場ですね! 前田さんはどうでしょうか?
私が感じているというか、感動したのはやはりお金ですね。学生時代と比べて、お金に余裕があり、大阪から東京に出てきていたので帰省の際、学生の頃は必ずバスを使っていましたが、社会人になってからは新幹線を使うようになりました。
会社から交通費が出ますからね。
お金の余裕は心の余裕にも繋がりますからね。
後は、生活が規則正しくなったことですね。
大学時代は研究室に詰めていたので、だらだらしてしまい生活リズムが崩れていたのですが、社会人になったら仕事と私事でメリハリがついて、生活リズムも整ったので、
自分の中で大きなギャップに感じています。
確かに規則正しい生活は自分も感じていましたね。
仕事と私生活のメリハリがつくので、健康的になりますよね。健康診断で良い数字出るかもしれないですね(笑)
通勤時間もメリハリのある生活に一役買っているのでしょう。職場への通勤時間とかはどんな感じですか?
私の場合はドアツードアで30分くらいでした。
羨ましい・・・
通勤時間もメリハリのある生活に一役買っているのでしょうね!では、次の質問に移ります。
■入社後すぐに研修が始まったことが記憶にあるかと思いますが、
研修についての感想や、思っていたものとのギャップなどあれば教えてください。
入社後の研修がコロナウイルス対策で、対面からオンラインに変わったのが一番のギャップですね。
自分は対面で研修を受けるほうが好きなので、その間は辛かったですね。
そうですね。気持ちはすごく分かります。
先日ニュースで、地方から上京した大学一年生の苦境というのが取り上げられていて、入学早々自宅でのリモート授業を強制されて、クラスメイトや友達が出来ずに孤立して
ノイローゼになったりとかで大変だそうで、今の話と幾分か共通していますよね。
道廣くんはそういう寂しさを感じたりしていましたか?
ありますね。
研修の期間中は、東京から大阪に出て独りぼっちだったので、似たような状況でしたね。かなり寂しかったです。
研修は一人でコツコツ進める感じだったのですか?
そうですね、研修はある程度のところまでという区切りをつけて、そこまで一人で進めてね!という感じでしたね。
やはりそうなんですね。
ちなみに前田さんはどうでしたか?
私の場合は、一人で課題やっていて、課題の提出がいつもギリギリになっていたので、周りがどこまで進めたのか気になって仕方がなかったですね。
先輩方に質問をしたりもしましたが、やはり対面じゃないので不安がありましたね。
そうなんですね。自分の場合、中途入社だったので研修を受けていないのですが、対面の場合って分からない事があったら、その場で質問とか出来るのでしょうか。
出井さん、どうですか?
対面の時は外部の講師の方と研修を受ける形になります。もちろん、分からない事があればその場で質問できますよ。
今の話を聞く限りではリモートでの研修は大変ですね。
今回、リモートで二人とも不安に感じているという事ですが、通常外部から講師を呼んで研修するところ、コロナも相まってリモートで実施するのは初めての試みとなりました。実はこの研修を今後も続けていこうと思っているんですよね。なので、今回のリモート研修を経て皆さんが感じた改善点などがあれば、どんどん意見を聞かせてください。
そうですね。研修で出される課題について、今は単にここまでと決められた所まで進めてほしいというやり方で、課題に対して自分が何を求められているのか分からなかったですね。
予め目標や身に付けてほしい技術の基準を明確にして課題を与えてもらうほうが自分の中で目標と比べながら課題が出来るので、進めやすいと感じました。いきなりジャングルにポイっと放り出されたような感じだったので(笑)
なるほど、前田さんとしては、対面じゃない不安というよりは、研修の進め方に改善して欲しい、という事ですね。
道廣くんはどうでしょうか。
そうですね、僕は課題で分からないことがあった時に、気軽に聞ける環境が欲しいと思いました。メールで先輩に質問をしていましたが、文字だといまいち伝わっていないように感じたりしました。聞く際に相手に気を遣ったりもしてしまいますし、気軽に相談出来るツールがあればいいなと思いました。
なるほど、相談窓口として使えるチャットとかそういうのがあれば良いという事ですね。
はい。一部の研修内容は若手の先輩社員に質問できましたが、難しい内容になると課長が窓口になっていたので、そこも少し気を遣うポイントでした。
それは確かに気を使いますね笑
今回の内容を踏まえて、来年はより良い研修内容に改善していきましょう。
改善に向けて、今の意見を反映したり、道廣くんや前田さんにも手伝ってもらうことになるかもしれません。その時はよろしくお願いしますね。
では、次の質問に移ります。
■社会人になってから意識的に始めた新しいことはありますか。
意識的に野菜を摂るようになりました!
もともとすごく偏食で、肉ばかり食べていたのですが、
社会人になったのをきっかけに、健康に気を遣うようにしようと思いました。
なるほど。健康第一で良いですね!
前田さんはどうですか?
私も食事の話なんですが、野菜ではなくて、タンパク質を摂るようになりました。それと、ジュースはあまり飲まないようにしています。糖質が怖いので(笑)
そうなんですね。
二人とも健康に目覚めましたという感じですが、社会人になってからそうするようになった理由はなんですか?
僕の場合は、現場の先輩とお昼に外食するようになったのがきっかけですね。
人と一緒に食事するときは、出てきたものをすべて食べる癖があるので、定食とかに付いてくる野菜を自然と摂るようになったことから始まって、今では意識的に食べるようにしています。
私の場合は、家族や周りが歳を重ねるごとに健康じゃなくなっていくので、今のうちに改善して健康を維持しようと思ったのがきっかけですね。
気のせいかもしれませんが、なんかやばいぞ!って足音が聞こえたんです。
前田さんの気持ち分かります。
自分も入社したての頃は気にせず食べていたのですが
二十五歳過ぎたあたりから急に歯止めが効かなくなって、
今に至るんですよね笑
・・・私の体重は置いといて、次の質問に移ります。
■仕事をしていて嬉しかったことなど、教えてください。
(褒められた、成長を実感できた、お給料がもらえた etc…)
前の現場で作業していた時に、本番作業で使用するツールの準備をしていたのですが、本番作業が終わった後も、ツールを使用した人から、問題があったとか、クレームとかがなくて、それが嬉しかったですね。
僕は先日まで前田さんと同じ現場で、自分たちのチームが本番作業で使うツールを1~2個ほど作成してもらったのですが、問題なく動いています。とても助かっています。
素晴らしいです。道廣くんはどうですか?
僕の場合は、人から聞いた話ですが、この間あったリーダー会で、自分の話題が出てきて、現場のリーダーが褒めていたことを間接的に知ることが出来たので、それが嬉しかったです。また、現場に配属された頃と比べて、分からないことを聞く回数が段々と減ってきて、自分の成長を感じています。
道廣くんに関しては、現場での伝聞があったみたいだけど、同じ現場だった出井さんから、前田さんへの良いフィードバックは何かありますか?
指示した作業に対して、こまめにメモを取ったり、分からないことがあれば、溜め込まずすぐに聞いてくれていました。若手としてとても素晴らしいと感じましたよ!
初めて聞きました!
こうして改めて言われると恥ずかしいですね(笑)
でも、嬉しいです。ありがとうございます。
何だか微笑ましい一幕でしたね。私も誰かに間接的に褒められるように頑張ります(笑)
では、次の質問に移ります。
■最近困ったこと、仕事をしていて難しいと感じたことがあれば教えてください!
言葉を相手に伝えるのが難しいと感じました。
自分が言いたいことを相手に伝えるときに、微妙にニュアンスが違う風に伝わってしまったり、逆に相手から指示された事を捉え間違えて、ミスをしたりしたので難しいなと思いました。
そうですね、誰もがそういう経験あると思うんですが、自分の場合はこまめに指示された内容を確認して、方向を修正することで、相手の思っている事に近づける努力をしています。万が一内容に齟齬があっても、最小限で済むので実践してみてください。
仕事上で、そのような齟齬が発生するのは十分あり得ますね。ただし、自社の人との間でならフォローし合えるので良いですが、他社の方や顧客に依頼された仕事に対して同様に齟齬が発生すると、時には一大事になったりもするので注意が必要ですね。
細かく認識合わせすることはとても大事ですね。
道廣くんはなにか困ったことありますか?
僕の場合も似たようなケースで、
質問をした際に答えてもらった内容が聞きたい内容と違っていたり、うまく伝わらなかったりという事に困っています。
よくある話ですね・・・自分はそういう時、絵を描いて説明したりします。
口で説明して分かってもらえる自信がない時は、絵にすると自分の理解も深まるので是非実践してみてください。
ありがとうございます。
徐は何か気を付けてることはない?
自分が分からないことについて、
質問をする時に自分がその事について、どこまで知っていてどこからが分からないのかを一旦整理することが重要だと思います。
整理をすることで、質問の仕方が洗練されますし、自分の理解度を知ることで自分の知識に昇華されるので、かなり有効だと思います。是非実践してみてください。
ありがとうございます。
長くなりましたが、最後の質問となります。
■「初任給の使い道」と、「コロナが明けたらしたいこと」があれば教えてください!
私はコロナが明けたら、おばあちゃんの家に帰省しようと考えています。
家族に感染させるわけにはいかないので、今は帰省を控えてるんです。だけどやっぱり会いたくて。
会いたくて震えています。
アハハハ(笑)
その他にも何か気になっている事とかあれば教えてください。
今は、次の現場がどんな感じなのか、気になっていますね。
(近日現場移動があるので)
ドキドキ半分不安半分という感じです。
コロナに負けず、次の現場でも頑張ってください!
道廣くんはどうですか?
僕は、コロナが明けたら社内で盛大に飲み会したいです!
入社してからまだ一回も会ったことのない人も居るので、
飲み会を通じて話が出来ればいいなと思いました。
確かに、そういう集まりは大事だよね。来年のオリンピックが終わるまでは厳しそうだけど・・・。
そうですね。早くコロナが収まると良いですね!
コロナに負けず、次の現場でも頑張ってください!
という事で、少し長くなりましたが、本日はこれで終わりです。お疲れ様でした。
新入社員の皆さん、ありがとうございました。
ありがとうございましたー!!
~おわりに~
コロナ禍で新入社員の皆さんにも少なからず不満、不安があったと思いますが
こうしたコミュニケーションを図っていくことで、少しでも解消されたらいいなと思いました。
今後もまたこのような取り組みを続けていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。