プログラム設計やソフトウェア関連のコンサルティングなど、コンピュータ周りの業務を幅広く手掛ける、世界に「0」をONする会社、株式会社コンピュータ技研(略称C.T.L)。次世代を担う若手社員が 「ミライに挑戦する、ミライを創る、ミライへONする」をスローガンに掲げ「自身の成長」と「社内貢献」のために「Next C.T.L」を運営しています。
C.T.Lは創業40年を越え、様々な世代の社員が所属しています。
C.T.Lを支えるベテラン、ミライを担う若手。
そして実績を積み重ねて活躍する中堅。
今回は各現場で活躍されている中堅社員の方々に、これまでの経験や若手時代の学びについてお話をお伺いしました。
ぜひ若手社員や学生の方は読んで頂きたい、勉強になる話が沢山聞けました!
今の自分の悩み解決、数年後の更なる活躍の一助になること間違いありません。
それではどうぞ!
中堅社員紹介

Aさん
システムインテグレーション事業部所属
入社5年目
関東在住で、横浜勤務
元Next C.T.Lメンバー

Bさん
ERPシステムソリューショングループ所属
入社5年目
関西在住で、フルリモート勤務

Cさん
ソフトウェア開発グループ所属
入社9年目
関西在住で、大阪勤務
元Next C.T.Lメンバー

Dさん
システムインテグレーション事業部所属
入社9年目
関東在住で、都内勤務
元Next C.T.Lメンバー

Eさん
システムインテグレーション事業部所属
入社7年目
関東在住で、都内勤務
元Next C.T.Lメンバー
自信がついた若手時代の成功体験
様々な経験をされ、各プロジェクトで中心人物になられている皆さんに、自信がついた若手時代の成功体験を伺いました。
皆さんよろしくお願いします!
さっそく、どんな出来事がありましたか?
私は2年目の頃、業務知識の吸収力と理解度を評価され、大規模案件の設計工程から参画させていただきました。
そこで色々な知識を得ることが出来ましたよ。
“常日頃の業務の積み重ね”に対して評価を受けたのですね!
その評価から次への成長・ステップに繋がっていく良いイメージが湧いてきます!
私が4年目の時になりますが、その頃は特にコロナが流行っていました。
プロジェクトのリーダーとマネージャーが同時にコロナになってしまい、急遽顧客会議でファシリテーターを務めることになりました。
短い時間の中での事前準備や伝え方を考えて望んだ結果、お客様とリーダーからわかりやすく進捗出来ていたとフィードバックしていただき、自信につながりました!
2年目の頃、上司が入院して現場のCTL社員が自分1人になったことがありました。
上司から教わった経験を活かし、今まで通りの成果物作成や顧客への引継ぎなど、大きなトラブルなく進めることが出来ました。
なんとお二人とも上司がコロナに…。
突然のアクシデントにも関わらずクオリティを下げずに、無事やり遂げたんですね。
ピンチが成長へのチャンスになっていますね!
私は1年目の頃、現場ではニッチなツールを習得して、そのツールにおける相談窓口になりました。
周囲の方から頼ってもらうことが出来ました。
テスト精度を、PM(プロジェクトマネージャー)から評価いただきました。
2年目になりたての頃にテスト工程を担当していた際、テスト仕様書の観点に記載されていない不具合を頻繁に発見しました。実はその不具合は前工程のテストで発見すべき事象で、品質不良が発覚しました。
この件をPMに報告したところ、「このタイミングで気づけたのは、細部まで見ていてくれたおかげ。助かりました。」と感謝され、テスト精度を高く評価して下さいました。
社外の方に評価されたのはこの時が初めてで、印象深く残っています。
この時の経験から、自分のテスト品質に自信を持つことができました。
現場に元々無かった(0だった)ツールや観点を、お2人が提供したのですね。
まさにC.T.Lのスローガンの『世界に0をONする』を実現されていますね!
「常日頃の業務の積み重ね」、「ピンチをチャンスに」、「0をONする」。
皆さんの成功体験から、とても勉強になるキーワードが沢山見つかりました。

若手時代の失敗体験と学んだこと
続いて皆さんの若手時代の失敗経験と、それから学んだことを教えてください。
分からないことを整理できず上司に相談できなかった時、作業が溢れて優先度を決めて進められずにパニックになってしまいました。
そこからは作業が溢れる前に、小さな悩みでも口に出して自分の状況を把握してもらう事も大事だと気付きました。
私は相談不足で余計な遅延作業を出してしまいました。
作業遅延に対し、「自分でなんとかしなくちゃいけない…」と思い込み、「今は遅れているけど後ろで挽回できる!」と考えて、上長に十分な相談・報告ができていませんでした。
結局期日までに完了できず、その後上長や先輩からは色々なリカバリ案を提示されました。
予め相談していれば防げたことだったので、日々の報連相の重要性が身に染みました。 若手ならではと思いつつ、慣れてくるほど報告や相談はサボりがちになるので今後も気をつけたいことの一つです。
上司への報連相が不足してしまったんですね。
何でも伝えることで、防げることは沢山ありますよね。
私は分からないことを、分からないままにしてしまいました。
例えばインターネットにあったプログラムコードをそのまま引用して作成した際、「機能の変更が必要になった時にどこを変更すれば要件を満たせるのか」や「なぜそのような仕様なのか」といった二次的な対応が難しくなりました。
それからは、分からないことがあった場合は有識者にヒアリングしたり調査をするよう意識しています。自分を守る上でも大切な気づきでした。
分からないままや思い込みで対応すると、よくない結果に繋がりますよね。
こんな時でも報連相が大切ですね。
若手時代は先の見通しが立てられず、期限が長い業務を後に回してしまうことが多くありました。その結果年度末に業務が集中し、最終的に先輩に手伝ってもらわなければことになってしまいました。
期限が長い業務も自分の中で期限やステップの計画を立てて進捗させることで、業務の質を保ち、後々自分が追い込まれないように進めることができると学びました。
タスク管理の未熟さ故に、残業を多くしてしまったことがあります。
自身の作業ペース、それに伴うバッファ、スケジュールの構築、クリティカルパス、作業リスク。こうした要素に対して要点を抑える必要があると学びました。
その学び以降は仕事にメリハリを付けるなど、自分の裁量の中である程度柔軟に仕事が出来るようになりました。
私も「仕事は段取りで8割決まる」と教わったことがあります。
お二人の学びからも勉強になります。
皆さんさまざまな失敗を経験し、タダでは転ばずに貴重な学びを得ていました。
特に印象的なのは”報連相”と”計画や段取り”。
1年目は特に”報連相”、2年目以上は”計画や段取り”が大切になってくると感じます。

指導する後輩を持った時に生まれた効果
続いて、現場に後輩がいらっしゃる方は、後輩を迎えてどんな効果が生まれましたか?
私はまだ後輩と一緒に仕事をして指導をしたことがほぼ無いので、スキップでお願いします。
今までは自分が休んだら進まなかった作業が、後輩へ作業移管をすることで代わりに作業を進めて貰い、チーム全体のスケジュールに遅延なく対応出来ました。
後輩がいることでチームにポジティブな効果が出たのですね!
結論だけじゃなく、経緯や理由を意識するようになりました。
後輩を迎えると、自分が説明する側になることが増えてきます。「わかってるつもりでも、説明しようとすると上手く説明できない」なんて場面がよくありました。
その都度、理解を深めるためにはどうしたらいいかな?と考えた結果が”経緯や理由の説明”です。後輩を迎えたことで、自分のスキルアップに繋がりました。
後輩に業務を教える過程で、伝える力や業務理解度など自身のスキルアップに繋がりました。
自分が理解していると思っていたことが後輩に説明できず、実はきちんと理解できていないことを知りました。後輩に教えることを通して自分が噛み砕いて理解するきっかけになります。
また、後輩が自分の苦手な業務をスムーズにこなしていたり、逆に自分が得意なことが苦手だったり、業務経験が浅い分強みの違いが現れやすいと感じます。
先輩だけでなく後輩の働き方からも学びが大きいため、取り入れられることは取り入れるように意識しています。
後輩を迎えると、先輩側も伝える力や業務理解力の成長が生まれるのですね!これはとっても面白い話が聞けました!
1年目など若手時代は「技術力不足だから自分に出来ることなんて少ない」と思いがち。
しかし実は挨拶でチームを明るくしたり、業務説明によって先輩の伝える力を成長させるなど、技術面以外でポジティブな効果は生まれていました。

若手社員に期待のメッセージ
最後に、この記事を読んでいるC.T.Lの若手社員に期待のメッセージをお願いします!
私も模索中ですが、前例を辿ろうとせず自身の強みを活かして活躍できる場を見つけて広げてください。1人1人が自分を表現して、いきいきと働ける道がたくさん開けることに期待しています!
若手こそ特に上司に頼れる期間だと思うので、たくさん頼って自分の力にしていってください!
慣れてきたなーと思ったら新しい作業を振られたり、分からないことが多く大変なことも多いと思います。 先輩社員も同じような経験をしながら今があるので、 皆さんもいろんな経験をしながらステップアップしてください!
若手の時はわからないことがたくさんあるはずなので、5分考えてわからなければ上司や有識者に聞くことを意識した方が良いと思います。考え過ぎても時間の無駄になりますし、若手なら何を聞いても怒られることはないと思います。頑張ってください!!
自身の苦でない働き方ができるように努力しましょう。 若いので柔軟な考え方で仕事へのアプローチの仕方を見つけられると思います。
皆さん、ご協力ありがとうございました!
さいごに
この記事を読んだ若手社員の皆さんは今、どんな感想をお持ちでしょうか。
「あの先輩もそんな失敗したんだ」、「私の悩みも先輩の気付きを借りて解決したい」など、様々あると思います。
今抱えている不安や焦り、悩みの解決に繋がるヒントが一つでもあれば幸いです。
中堅社員は、私たち若手社員にとっては数年後のミライの姿。
その中堅社員の皆さんも時には失敗し、そこから成長したミライが現在の姿になります。
今回インタビューに答えてくださった中堅社員の皆さんみたいになりたいと感じました。
実はインタビュアー兼、本記事を執筆した私も2025年度からは5年目。
もう若手とは言えない年次になってきました。
現場に後輩がやってきて、そして次第に中堅社員になっていくこの変革期。
C.T.Lで活躍する中堅社員の一言一言から、私も沢山勉強させていただきました!
今回の記事はここまでです。
最後まで拝読ありがとうございました。