ミンガラーバー。ミャンマーこと、はるひこです。
僕の初めて携わった案件について紹介します。
僕は大学時代、政策科学部という文系学部に所属していました。
ITの知識が全くない状態でSEになり、初めての案件は一体どうだったのか・・・
3か月間の研修を終えて、配属されたのは電鉄系システムのWEB化対応を行うプロジェクトでした。
最初は上司の下について、マンツーマンでシステムのことやプログラミングのことについて
教わりながら業務を行うという形でスタートしました。
僕に仕事を教えてくれた上司は技術力が社内でトップクラスの方でした。
技術力に長けた方の視点や考え方には、たくさん驚きや学びがありました。
「全てのことに意味・理由がある。」
「意味・仕組みを理解していないと意味がない。」
「自分の考えを持ち、自信を持って説明できる仕事をすべき。」
上司がよく言っていた言葉です。最初はよくわかりませんでしたが、経験が増えれば増えるほど刺さる言葉だなと思います。
肝心の僕の仕事の方はというと、苦戦、苦戦、そして苦戦という、とても苦しいスタートでした。
技術力もなく、仕事スピードも遅く、ミスが多い。怒らることもしばしば。
上司からは「この状態でもちゃんと出社してくるメンタルはすごい」と言われ、
とうとう褒めるところがそこしかなくなったか!と思いました。笑
初めての案件では成果を出すことができず、約一年で次のプロジェクトに変わりました。そんな初めての案件。
ですが、このプロジェクトは僕にとって学びが多かったと思います。
というのも、今思えばプロジェクトメンバーの技術力も、システムの品質もレベルが高く、良い環境に身を置くことができました。
このプロジェクトで学んだ技術や、ものづくりの考え方はいろいろな所で役立っていて、
たとえば今ミャンマーのメンバーに日本の品質を伝える上で非常に活きています。
他にも、
- わからないことは一つずつ、確実に理解すること。(さらっと上辺だけ調べない)
- 一気にやろうとせず、色々試しながら問題を切り分けること。
- 自分が考えたことや、理解できなかったことは共有・確認すること。
- ITとは意外と?地道に、一歩一歩な世界だということ。
などなど。
この文章を書きながら、改めて今やっている仕事の意味や、その仕事が必要な理由、
そこに反映されている人たちの考えを理解して、
もっといいやり方を思いついたら改善や提案をして、一歩ずつ進んでいきたいなと思いました。