株式会社コンピュータ技研(以降CTLと表記)では様々なワーキンググループがあり、その一つにサスティナブル経営推進委員会というグループがあります。
サスティナブル経営推進委員会はジェンダーに関する教育啓蒙活動として、ジェンダーに関するニュース記事を社内に展開してきました。
今回は新たな試みとして、社員同士の意見交換を行うイベント「るつぼん」を開催いたしました!
「個性のるつぼ」という言葉をご存知でしょうか。さまざまな物が混ざり合って渦巻いている状態を指します。会社に属する多様な人材の意見が、きたんなく交流できる会、ということを目指してるつぼんという名前を掲げました。
第1回のテーマは「産休育休」についてです。産休育休経験者や育休取得予定の人、既に子育てを終えている人などいろんな経歴を持つ方々に集まっていただきました。
目次
参加者紹介
【参加者】
山本亜希さん
子育て中の産休育休取得経験者
岩佐さん
今年育休取得予定
新岡さん
娘さんが現在産休育休取得中。ご自身の子育て時の育休は未取得
西口さん
現在子育て中で、育休は未取得
【サスティナブル経営推進委員会メンバー】
山本裕文さん
寺尾さん
福村さん
佐藤さん
東さん
1.育休取得が職場、生活与える影響
岩佐さんはこれから育休を取得する予定ですが、育休を取得するにあたり問題や悩みなどはありますか?
取得するうえで一番難しいなと感じるのが、取得期間ですね。
どのくらいとればよいのか、会社や職場のメンバーに迷惑が掛かってしまわないかとかいろいろと考えてしまいます。
また育児を行うための休暇制度なのでどのくらいとればよいのかというのもなかなか決められません。
結局は会社や家族と相談して結論を出すしかないのかなと思いますが今でも悩むくらい難しいです。
取得するにも悩みがありますね。理想はどうなのか経験者にも聞いてみました。
2.育休取得の理想と現実
理想は特に第一子目の場合等は、夫婦2人で一年位育休を取って二人で子育てを行う形が理想だと思います。
あとは、仕事復帰を考えた時の技術スキルの低下が心配です。
この業界は日々進化し続けていますからそのスピードに育休期間の間においていかれるのではないかという心配があります。
そういった心配がなければ1年くらい取得してしっかりと育児をしたいというのが理想です。
それと収入面ですかね。半年以上取得する場合は収入面が減ってしまうので現実を考えると半年が取得の限度かなと思います。
取得の仕方について取捨選択出来たり、会社で考えていけるといい課題ですね!
3.ベテラン社員から見る“子育て世代”
男性の育休が一般的ではなかった時代に経験をされてきた新岡さんのご意見や経験談を聞かせてください。
私の子育ての時代はもうかれこれ35年前なので今と随分違いますね。育休なんて言葉自体なかったのでは。
女性についても結婚して子供が生まれるタイミングで退職ということも当たり前の時代でした。「退職→育児→違う職場を探して社会復帰」という流れが一般的でしたね。
現在娘が育休中なのですが、既に1年取得しています。
今日の話を聞いていて、いつまで取得するのだろうと逆に興味がわきました。
なるべく長くとりたいと言ってましたね。
保育所の待機が発生したりすると育休期間が延長されたりもあったと思います。
そうなんですね。
娘自身は、なるべく長期的に取りたい意向だからそういったことも考慮しながら育児をしてるかもしれないですね。
娘の旦那の方は、育休を取得せず働いてますね。
4.女性から見る男性社員の育休
亜希さん、男性育休についてご意見ありますか?
女性側からすると、夫が2週間育休を取得して育児に参加してもらえるだけでも 心身ともによりどころが増えてありがたいので、世の中の男性みんなに育休を取ってほしいと思います。
過去の自分の子育てを振り返ると、もう少し生活面や育児、メンタル面で妻を支えてあげたかったと感じます。
僕が育児をした時代に育休制度が男性でも取りやすい風潮があれば、確実に取得していたと思います。
国の制度として、育休の取得の意思を確認することが義務付けられるようになりましたし、国も変わろうとしている空気は感じます。
各ご家庭で「夫の育休を どう取得する?」といった話をする機会が生まれてほしいと思います。
おっしゃる通り、育休取得対象者には会社から事前に「育休取得意思確認」の書類が送られるようになりました。
育休取得対象者が書類を受け取ったとき、「なんか育休って取りにくいな」と 感じないように、会社として育休取得を応援してもらいたいと思います。
まとめ
取得予定の人、経験済の人、既に子育てを終えている人でディスカッションしてきました。
後編では経験者からのキャリアに対する不安、育休に対する多様な考え方が更にヒートアップしてきます。
お楽しみに!